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高级转速计 FT-2500
通过声音和振动轻松测量转速
FT-2500 高级转速计是一种旋转计,用于测量电机和各种旋转机器产生的噪音、振动或磁通量变化等转速。
通过在运算部采用FFT(高速傅立叶变换),即使是来自麦克风、噪音计或振动传感器的复杂波形信号,也能提取与旋转速度对应的频率分量,并运算显示旋转速度。
FT-2500 采用新算法,不仅能够跟踪电机和发动机的稳态旋转,还能跟踪加速和减速旋转。
特点
无需传感器安装或反射标记
轻松旋转测量,即使来自声音或振动 - 无需旋转轴加工
配备可应对转速变化、加减速的跟踪测量算法
带旋转方向判别功能(使用FT-0501DC电机用旋转检测器时)
除了转速的模拟输出功能外,还添加了与转速对应的脉冲输出功能。
标配 RS-232C 通信功能
测量模式
根据测量内容,可以从以下五种模式中选择测量算法。
C、D 和 E 模式通过高速处理内部处理来跟随加速和减速。 C 模式预测所需的峰值并计算旋转速度,即使丢失最大峰值也是如此。 E 模式的转速候选选择允许您从多达 8 个频率峰值中选择最佳转速。
测量模式 | MODE | 测量算法 |
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稳态旋转测量 (当测量对象的旋转速度恒定时有效模式) | A | 最大峰值频率方法 |
B | 周波数間隔法 |
回転加減速度測定(ACT) (測定対象物が加減速する回転速度を計測する場合に有効なモード) | C | 最大ピーク周波数法(ピーク予測) |
D | 最大ピーク周波数法 |
E | 最大ピーク周波数法、回転速度候補選択機能 |
最大ピーク周波数法
パワースペクトルの最大ピークの周波数で演算します。通常、このモードで測定します。
周波数間隔法
回転の各次数成分の周波数間隔を順次求めていき、その中で最も多くあらわれた周波数間隔を回転速度の1次成分と判断し回転速度を決定する方法です。1次ピークが不安定な場合に有効です。
回転速度候補選択
最大8個までのパワースペクトルのピーク周波数の内、任意の1つのパワースペクトルに着目して測定します。
アプリケーション(計測用途事例)
モータの微小回転軸の回転速度測定
反射マーク無しで、モータ等の回転軸の回転速度を簡単に測定できます。 例えば、反射マークを貼ることが困難な微小回転軸や反射光が真直ぐに返ってこないファンモータ等の測定も可能です。
ファンの羽の枚数をインプットするだけで簡易に測定できます。
非接触で測定できるため、検査ラインでの測定に適しています。
汎用DCモータの回転方向判別・回転速度測定
FT-0501は、汎用DCモータの漏洩磁束を検出し、回転速度に比例した周波数信号を取り出すものです。 コイルを2個内蔵しているため、検出される2つの信号には位相のずれが生じ、その位相の関係により回転方向を判別する原理です。 目視では方向判別がしにくい小型DCモータの品質管理にたいへん便利な機能です。もちろん回転速度の測定も可能です。
2相出力により、回転方向の判別も可能です。
検査ラインでのCW・CCW判定に便利な回転方向判別出力(半導体リレー)付きです。
加速度センサを使用したコンプレッサの回転速度測定
家庭用の冷蔵庫や業務用の自動販売機、空調機やカーエアコンなどで使用されている回転軸が出ていないコンプレッサも、 FT-2500と加速度ピックアップの組合せで簡単に回転速度が測定できます。 加速度ピックアップ(NP-3000シリーズ)は、オプションのマグネットベース(NP-0100、0101)に装着し、 いろいろな場所で信号をチェックして最も条件の良い場所にセットします。
回転軸が出ていないコンプレッサの回転速度が簡単に測定できます。
コンプレッサ単体の回転速度はもちろん、製品に組み込まれた状態での回転速度測定も可能。
冷蔵庫のロックテスト時のロック判定に適しています。
電流プローブセンサを使用したフューエルポンプのDCモータの回転速度測定
自動車の電装品に数多く使われているDCモータ、そのDCモータの消費電流は、モータの極数(ポール数)に比例して脈動します。 電流プローブセンサでDCモータの電流脈動を検出し、その信号をFT-2500に入力することにより、DCモータの回転速度を正確に測定できます。 DCモータ単体、或いは自動車の電装品のようにリード線引き出し可能なモータ組み込み製品(部品)の回転速度測定に適しています。
音圧を利用したポンプの回転速度測定
排気音を利用してポンプの回転速度を簡単に測定できます。 一般にポンプ機器は回転軸が外に露出していないため、通常のパルス検出方式の回転計測は困難でした。 本例は排気音をマイクロホンで検出し、回転計測を行った例です。
羽根枚数を設定するだけで簡易に測定できます。
回転軸が出ていないポンプの回転計測が可能です。
アプリケーション e見積り
回転 B-1-1
家庭電化製品組込みモータの回転速度測定
DCモータの回転をブラシの振動に変換している電動歯ブラシ、 FT-2500なら製品に組み込まれたDCモータから漏れる磁束を検出することで、回転速度を測定することができます。
DCモータの極数に比例した漏洩磁束の脈動を完成品のまま検出。
ラインでのOK、LOWER、UPPER判定に便利な、上下限2段のコンパレータ出力付きです。
RS-232Cでデータ管理も完璧です。
低価格でシステムアップが可能です。
アプリケーション e見積り
回転 B-1-2
マイクロホン、加速度センサでのエンジン回転計測
エンジンのピストンの動きに起因した音や振動から、エンジンの回転速度を計測できます。エンジンルームにカバーがかかっていて、エンジン回転センサの取り付けができない場合に有効です。
パルス数は、クランクシャフト1回転あたりの点火・爆発回数を設定します。
(例)4サイクル4気筒の場合パルス数は2P/R
エンジン回転センサを使用した回転計測
自動車の一次側低圧、二次側高圧導線にセンサをクランプすることにより、エンジンの回転速度が得られます。1回転あたりの点火回数を入力するだけで計測できます。
パルス数は1回転あたりの点火・爆発回数を設定します。
(例)4サイクルエンジンの場合:
一次側で計測する場合、気筒数の半分の値を設定。
二次側で計測する場合、2回転で1パルスのため0.5P/Rと設定。
加速度センサを使用した小型ファンの回転計測
小型ファンなどの回転体の回転速度を計測します。回転体の振動は、回転運動に依存します。振動の周波数を計測することにより、回転体の回転速度が得られます。
マフラー音からのエンジン回転計測
自動車のマフラー音からエンジンの回転速度を計測します。マフラー音には、エンジンの回転に起因した脈動成分が含まれています。その脈動の周波数成分から、エンジンの回転速度計測が可能です。
パルス数は、クランクシャフト1回転あたりの点火・爆発回数を設定します。
マフラーの性能によっては、計測できない場合があります。
騒音計を使用した掃除機の回転計測
掃除機のようにモータが見えないものでも、運転音からモータの回転速度を測定できます。
加速度センサを使用した組込みモータの回転計測
ドライヤーや電動ドリルなどの内部に組み込まれて見えないモータでも、回転振動からモータの回転速度を測定できます。
シガーライターソケットセンサによるエンジン計測
自動車や建機に搭載されている Power Outlet に接続し、Power Outletから出力される電圧のイグニッションノイズを検出してエンジン回転速度を計測できます。
燃料ポンプの回転速度と回転方向同時測定
燃料ポンプの回転速度計測及び回転方向判別を同時に行います。 燃料ポンプは、自動車など様々な分野で使用されていますが、分解できないため、完成品の回転速度計測および方向判別は直接回転軸からは行えません。ここでは、FT-0501 漏洩磁束検出器を燃料ポンプに取り付け、燃料ポンプからの漏洩磁束を検出し、FT-2500 アドバンストタコメータで周期的に変化する磁束を周波数演算することで、組み込みモータの回転速度並びに回転方向を測定します。
アプリケーション e見積り
回転 B-1-3
概略仕様
入力部 |
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適合センサ | FT-0501/0801、IP-292/296、IP-3000A/3100、VP-202/1220、OM-1200/1500 定電流駆動センサ、各種マイクロホン、各種加速度検出器、他 |
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計測部 |
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測定モード | 1.定常回転測定モード ・周波数レンジ:500 Hz、2 kHz、10 kHz ・分解能=周波数レンジ ÷ 12800 60 ÷ 設定パルス数 2.回転加減速モード ・周波数レンジ:250 Hz、500 Hz、2 kHz ・分解能=周波数レンジ÷ 6400 × 60 ÷ 設定パルス数 |
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回転方向判別 | (FT-0501使用時可能) |
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測定精度 | ±2×回転速度分解能 ± 1カウント |
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平均化処理 | 移動平均処理、平均点数:OFF、2、4、8、16 |
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フィルタ機能 | 任意設定可能(上限値と下限値を1つずつ設定) |
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表示部 |
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表示更新時間 | 0.5 ± 0.2秒 |
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測定表示範囲 | 0~999,999 r/min(0~10,000 Hz) |
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出力部 |
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アナログ出力電圧範囲 | 0~10 V/ 0~F.S. 10 V 出力時の回転速度は任意設定可能 |
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アナログ出力更新時間 | 定常回転モード:500 ms 以内 回転加減速モード:250 ms 以内 |
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センサ信号モニター出力 | センサ信号のモニター用(アナログ出力と切換で出力) |
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コンパレータ出力 | 上下限判定、回転方向判定、OK判定 出力方式:半導体リレー(3 回路内蔵) |
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パルス出力 | 表示回転速度 × 設定P/R相当の周波数を出力 (Hi:4.5 V 以上、Lo:1 V 以下) |
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外部インタフェース | RS-232C、外部コマンド入力端子 |
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メモリー部 ※ |
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コンディションメモリー | 設定条件を3種類記憶 |
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適合規格(CE マーキング) |
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低電圧(LVD) 指令 | 2014/35/EU |
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EN61010-1 |
EMC 指令 | 2014/30/EU |
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EN61326-1 |
RoHS 指令 | 2011/65/EU |
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EN5058 |
一般仕様 |
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電源 | AC 100~240 V(50/60 Hz) |
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消費電力 | 32 VA以下 |
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使用温度範囲 | 0~+40 °C |
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保存温度範囲 | −10~+55 °C |
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外形寸法 | 144(W)×72(H)×180(D)mm |
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質量 | 2 kg以下 |
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付属品 | パネル取付け金具、スタンド足、ゴム足、コネクタ(D-SUB<15pin、プラグ>)、電源ケーブル (3P-3P、1.9 m)、取扱説明書 |
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オプション | ・AX-5022B RS-232Cケーブル(2 m): ¥ 17,000 (税込 ¥ 18,700 ) ・FT-0100 アナログ出力ケーブル(1.5 m、R03PB3M<FT側> - BNC245<BNC>): ¥ 12,000 (税込 ¥ 13,200 ) ・FT-0110 パルス出力ケーブル(1.5 m、D-SUB15PIN<FT側> - BNC245<BNC>): ¥ 12,000 (税込 ¥ 13,200 ) ・FT-0251 イーサネット通信機能: (イーサネットオプションを装備すると、標準装備のRS-232C機能は使用不可となります) |
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※ 注意
FT-2500はパラメータの保存に不揮発性メモリを使用しております。 不揮発性メモリには書き換え回数に制限があり、本機に使用している不揮発性メモリは約100万回です。 通常の使用方法では100万回に達することはありませんが、RS-232Cで頻繁に数値設定コマンドを送信するような使い方をされると100万回に達することが予想されます。 このような使用方法は避けて下さい。
尚、不揮発性メモリに異常が発生した場合は「MEMORY ERROR!」と表示されます。「MEMORY ERROR!」と表示された場合は、メモリ交換が必要です。 お手数ですが、お近くの弊社営業所または弊社代理店まで修理依頼をお願いします。